No.1360
チルターン
６０cm ５０年代
¥69,120（税込）Ｈｏｌｄ
チルターン：Chiltern Toys
1908年に Chiltern Toy Works 社がジョセフ・アイザンマンにより設立され、1915年に最初のベアが作られました。1919年に義理の息子、レオン・リースに受け継がれ、J. K. ファーネルのハリー・ストーンも加わり、1923年 テディベアのハグミー・シリーズが登場。1967年 チャドヴァレー社に買収され、チャドヴァレー／チルターンのラベルが付けられました。イギリスでは、チャドヴァレーと共に非常に人気の高いベアです。
1940年代以降（戦後）のハグミー：第二次世界大戦中とその後の物資配給時代に、新しいタイプのハグミーが生まれました。材料が不足していたので、少ない生地でも作れるように型紙が手直しされました。それによって鼻づらが短くなり、平らな顔になりました。また手足も短くなり、子供らしい表情がでているところが魅力です。
オリジナルアイ。補修の形跡なし。レキシンパット。オリジナルの爪。鼻はオリジナルの刺繍糸。口と鼻の一部に新しい糸で補完されてます。
明るいゴールドのモヘアの毛は、ご覧のように全体的にたっぷりついたままです。ふわふわで抱いても気持ちいいです。ほんの一部だけ毛が抜けている箇所があります。鼻の周りと左脇と左胸元と右の背中です。特に背中は１０円ハゲの大きいのみたいな感じです。何故なのか想像もつきません。でも痛々しい感じではありません。どうしてハゲたの？って聞いてみると「う〜ん。わすれちゃった。」そうです。
アンティークベアの本を色々見ると、チルターンの兄弟たちは皆真面目で無垢でひたむきなお顔をしています。でもウナカーザにやってくるチルちゃんたちは比較的、頭から何かが抜けちゃったみたいな、いわゆるアホな子が多いです。育ってきた家庭の子どもたちと遊んでいるうちに感化されたのかもしれませんね。愛情でヌクヌク育ったのでしょう。いわゆる幸せボケでしょうか。２.５頭身の大きなお顔やひし形の大きなお腹や明るい毛色は縁起が良さそうです。難しい話はムリだけど、抱いてもらうだけで気持ちを明るくしてあげられかもね。お天気の悪い日には時々そうして助けてもらおうかな。