2018年のお正月。びっくりするくらい悲しいお知らせが届きました。メアリーさんが交通事故に遭い、手首を骨折されたとジョイさんからの連絡です。まだ状況をみないとだけど指が
2本使えなくなるかもしれない。悲しい悲しいお知らせでした。もうあの素晴らしいベアたちに会えることはなくなるかもしれない。それよりも少しでも何かできることはないか。ものを作る人にとっては生地を見ているだけで幸せ。作家というものはどうもそのようなものらしい。少しでも幸せを感じてもらえるならと、日本の古い着物の端切れ類をお見舞いに送りました。でもこれは使って欲しいから送るのではないですよ。イギリスのテディベアに和のものは合わないと思うので、ただ見て触って楽しんでくだいねと書き添えました。その後、メアリーさんはリハビリをとてもがんばってくれて、今ではすっかり元気になり再び素晴らしいベアを作ってくれています。本当に良かったです。それにしても今回とっても驚いたのは、突然着物地のお洋服を来たベアがやって来てくれたこと。それを使ったのはメアリーさんではなくジョイさんだということ。それにもましてその着物地がベアにとってもとっても似合っていたということ。嬉しかったです。(後日気がつきました。メアリーさんがジャケットの裏地に帯地を使ってくれてました。実は密かにそれを狙っていまして、比較的しっかりした生地も送っていたのです。さすがメアリーさん、感じてくれましたか。嬉しいですね。)